こんにちは、食育こどもえんはぐっこ園長kaoriyこと、ながきかおりです。
このブログは、子育てを19年、保育を計15年経験し、自ら理想のほいくえんを作った保育士が、
「ミニマル子育てでみな幸せ」をコンセプトに、親も、保育者も、子も、気楽に心地よく、生きる力をつけるための子育て術や考え方を発信していきます。
このブログのコンセプトが「ミニマル子育てでみな幸せ」です~とお伝えしたのですが、そもそも“ミニマル子育て”ってなあに?と思った方も多いはず。
はぐっこでも取り入れているこのミニマル子育て。ご家庭でもすぐに実践できることがたくさんあります。そして、これを取り入れることでとっても子育てや保育が楽しくなる!これは間違いないです。
先日、はぐっこかふぇという子育て支援の場でも「ミニマル子育てってなあに?」という講座を開催しましたので、その講座の様子も入れながらお伝えしていきたいと思います。
では、早速ですが、まずは、結論からいきます!
では、早速ですが、まずは、結論からいきます!
「ミニマル子育て」とは、子どもの将来のために、親がいろいろとプラスしていくのではなく、むしろ、手をかけることを必要最小限まで少なくし、子ども自身が自分の持っている力を持って、その時にできることをやっていくことで、なりたい自分に成長していくためにサポートする子育て。
つまり、“親主導”ではなく、“子ども主導”の子育てのこと。
「ミニマリズム」を取り入れた子育て術であり、子育てにおける心の持ちようとも言えます。
親がやらせたいことをやらせるはなく、子どもがしたいことを自発的にすることで、すご~く頭で考えるので「考える力」がつきますし、何よりとても積極的に物事をしようとする「やる気スイッチ」が入ります。
この積み重ねが自己肯定感UPになり、子ども自身が持っている力を活かして、ものすごい成長につながっていきます。
「遊び」は…大人が設定しません。
これしたらどう?これおもしろそうよ~!など、ついつい子どもに声をかけてしまいがちですが、それは親や保育者がやってほしい遊びであって、子どもがやりたい遊びではありませんよね。やりたい遊びを自分で決め、やりたいことをして時間を過ごす。この自発的な遊び方が今の子どもたちはなかなかできません。決められた遊びはやらされている感覚になり、考える力ややる気UPにつながりません。
この男の子が今したいことは、水と道具を使った遊び。
鍋と色々な形の容器を持ってきて、全てに水をパンパンにくんでいます。容器によって水の入り方や運び方も変わってきます。うまく水を汲んで運ぶのは案外大変です。
もっと小さい時はこぼしまくって中身がない!ってことも多々ありましたが、日々の積み重ねでパンパンに水を入れて運ぶこともお手のものです笑
大人が見れば何が楽しいの?と一見思う遊びですが、奥が深く、園庭で拾ってきた棒はちょうどいい塩梅で混ぜることができるものを選んできています。
やりたい遊びをとことんやり抜くことで、物事がうまくいかない時の気持ちの整理のつけ方やうまくいくための方法を考える力が付きます。なので、大人の都合で時間を決めたり、遊びを中断させたりはしません。必要以上に声をかけず、遊びに集中できるようにする、これだけなんです。
ごはんはお腹が空いた時に、食べたいだけ食べる。間食はしない。だから、一生懸命おいしい!おいしい!と食べる。
食事の好き嫌いや食事量には個人差があります。それを大人の基準で考えると子どもにとって食事の時間が辛いものになってしまいます。
はぐっこでは一斉にいただきます~ではなく、ごはんの時間内で自分がお腹が空いた時に、手を洗って、イスを出して、ご飯をとりにきて、用意をして食べる。子どもたちが自分で用意からいただきますをします。
これだけで、すご~くもりもり食べます!だって、ごはんが食べたくて来たんですもの。おかずも自分で量やものを選びます。その代わり、お汁はお野菜やお肉もりもり入った具だくさん汁ですけどね。(栄養バランスが一つのお椀で取れちゃう感じ)。
それでも、食べたくない時もある。そんな時は「塩にぎり」があれば、それだけで安心です。
ぜひ、お菓子ではなく、おにぎりを常備してみてくださいね。
子どもは子ども同士の関わり合いの中で育ちあう。
大人が色々なことを「教えてあげる」よりも、子ども同士が一緒に考え、寄り添い、いろんな気持ちになる。これが、心の成長にはとっても大事なことです。
すごいですよね~、ほんとうに子どもたちの無限の力に毎日びっくりさせられますし、成長を感じられて本当に幸せです。
そして、みんながやる気に満ちていたり、ポジティブなので笑いが絶えない楽しい毎日になります。
先日のイベントの最後に、こんなワークをしました。
「あなたにとって大切なことは何ですか?」
「あなたにとって手放したいことは何ですか?」
それぞれのことを紙にば~っとたくさん書き出して、とにかくたくさん書き出したところで、大切にしたいことを3つに絞りました。
なぜ、こんなワークをしたのか。
それは、自分を知るためです。“本当に大切にしたいこと3つ”をするために、その他たくさんの今している手放したいことを手放すために、自分を知る。
これが、子育ての第一歩です。
やらなくても良いことを子どもと一緒にやっていたり、子どもにやらせていたりするのです。
だから、本当に大切にしたいことを大切にした子育てができない。
いろんなことを手放した先に、本当に大切にしたい子育てが見えてきます。そこで見えてきたことだけを大切にしながら、シンプルな子育てをしていけば、すご~く幸せって感じられる子育てになります。
子どもにあれこれ「教えてあげる、お世話にしてあげる」時間を、「あなたが本当にやりたい大切なことをする」時間へ。
重荷になっていたあれこれがす~っと引いていくような感覚で、心が軽くなります。
ぜひ、やってみてくださいね♪
これ、ほんと?と思ったら、ぜひはぐっこの保育を見にいらしてください。いつでもwelcomeです~!