離乳食

こんにちは、食育こどもえんはぐっこ園長kaoriyこと、ながきかおりです。

このブログは、子育てを19年、保育を計15年経験し、自ら理想のほいくえんを作った保育士が、

「ミニマル子育てでみな幸せ」をコンセプトに、

親も、保育者も、子も、気楽に心地よく、生きる力をつけるための子育て術や考え方を発信していきます。

本日のテーマは、「離乳食ってすご〜く大事!」についてです。

本日のテーマは、「離乳食ってすご〜く大事!」についてです。

みなさんは、「離乳食」はどのようにしてお子さんを育てましたか?また、これからの方はどんなものを、いつごろから食べさせてあげようと思っていますか?

現代はさまざまな情報が飛び交い、古い情報は間違いだったとなっていることもあり、周りの人からはまだ離乳食食べさせないの?などと早く、早く、と言われて、どうやって離乳食を食べさせてあげたらいいのか悩んでしまうお母さんも多いようです。

私自身は3人の子どもを育てて、さまざまな理由から、それぞれ違った離乳食〜幼児食となりました。それぞれの子どもは今、大学生と高校生になり、あの時の離乳食がこの食生活につながっているんだなあ〜とただただ実感しています。

そして、はぐっこでも、たくさんのお子さんと親御さんに関わってきて、食に関するさまざまな相談を受けてきました。そんな長い時間を経て、分かったことがあります。離乳食がその後の食事の土台になり、その積み重ねで幼児期、児童期、その後の人生のこころと体の健康に大きな影響があるということです。食の嗜好や習慣というのは、なかなか変えようと思っても自力で変えることって難しいですよね。健康的な食事をしたいと思っても、大人でもなかなか難しいです。

だから、この離乳食期=食のスタート期が大事な土台であり、お子さんの人生における質の良い食事をプレゼントできる時期でもあります。というと、すご〜く大それたことに聞こえますが、この質の良い離乳食のプレゼント方法はすごく簡単ですし、とても幸せな時間です。さあ、ぜひ取り入れてみて、お子さんにプレゼントしてあげてくださいね。

では、具体的な離乳食の流れのポイントは…

1 始める時期と進める段階は、子どもさんの様子に合わせる!

よく親御さんから聞くのが、もうそろそろ始めた方がいいって周りから言われるとか、本やSNSに5、6ヶ月からって書いてたからとか。子どもさんは一人一人違う人間です。早くから食べてみたい!という子もいれば、全然興味がない子もいます。

なんでも興味を持った時がはじめ時です!

そして、始めていくと、早く次に次にとなりますが、飲み込みや歯の生え方によって、その子に合わせて食材の形を変えていってください。

よく詰まらせるや嫌がって食べないなどはまだ早すぎることも考えられます。

2 食材と調理法はごくシンプルに!

ミルクではない何かをからだに取り入れて、ミルクからの栄養からだんだんと食事からの栄養摂取に持っていくことが「離乳食」です。安全に少しずつからだに負担をかけずに食事に持っていくことが目的です。手間をかけた大人が食べるような食事を楽しむことや市販のものを使うことが日常になることが「離乳食」ではありません。娯楽ではなく、未来の食生活や健康のための時間です。

ですので、極めてシンプルに、液体から始めて飲みこむことに慣れ、ペーストをごっくんでき、やわらかいスティックを手で持ってかじりとり、きざみのおかずを上手に指先でつまんで大きな口を開けてかみかみする。この流れを子どもさんに合わせて進めていくだけです。

食材は一つずつ増やしていき、調理法はお味噌汁からの取り分けでOK!

↓煮込んだお味噌汁は絶品♪

だしで煮ただけの「だし煮」もしくは、「味噌汁煮」です。

これが一番シンプルに子どもさんにとってはおいしいんです♪

濃い味(ソース、マヨネーズ、ケチャップ、コンソメなど)に慣れてしまうと中毒性があるので、その味を好むようになり、その味以外のものをおいしくないと感じてしまいます。

その結果、ハンバーグやカレー、オムライスしか食べてくれないなどということになりかねません。

手の込んだものよりもシンプル手作りが一番いい!!!

例として、段階別の離乳食写真を載せておきますね〜↓参考にしてみてください♪

【1だしおかゆ煮】はじめたての赤ちゃん用、上澄み(液体の部分)から食べてみよう!

【2ペースト】ミルクじゃないものをゴックンすることになれたら、1つずつ食材を増やしてみよう!飲み込みやすように、ペースト状にします。ミキサーなどなくても、小さなすりこぎでOK!

写真のように取り分けした野菜を食べるときにすりこぎでつぶしてペースト状にするだけ!簡単でしょ!

【3やわらかスティック】持ちやすく細長く切った野菜などをやわらかめに煮ます。自分で持って食べることで、歯でかじりとり、もぐもぐする練習になります。口に入れるのに自分の指の分も大きく開けないと食べれないので、必然的に大きく口を開けて食べる練習になります♪

【4きざみおかず】ある程度いろいろな食材をもぐもぐゴックンできるようになったら、いよいよ白ごはん&刻みおかず&具だくさんお汁の一汁一菜に移行します♪

大事なことは、レシピを増やすことではなく、いろいろな食材に慣れることです。いろいろなお野菜や肉魚、豆類、乾物を食べさせてあげてくださいね♪

3 お母さんがひとりで抱え込まない

食事はとっても楽しいことです。家族にとって幸せな時間です。

これがつらい時間になっているようなら、無理をしなくて大丈夫です。いつもいつも離乳食をしっかり食べさせることがお母さんの仕事ではありません。離乳食を自分の手で食べる楽しさをプレゼントしてあげるのがお母さんもしくは、周りの大人たちの仕事です。

ですから、離乳食がつらい時間になっているなら、ぜひ周りの人やプロに相談してください。おまかせして食べさせてもらったらいいと思います。

意外とすんなり食べれちゃったりしますよ。

さあ、どうですか?こんなもんでいいんだあ〜と拍子抜けしたお母さんも多いのではないでしょうか?

お子さんの好みに合わせていろんなレシピで作ったり、見た目にこだわってみたり、すごくがんばっておられるかもですが、食事の基礎を学んだり、体験するこの時期は、シンプルが一番です!

⭐︎最後に、「離乳食」で大切なことは3つ!…

○本などを参考にするよりも、子どもさんの状況を踏まえた離乳食の進め方とシンプルな調理法で!

○お母さんがゆったりとした気持ちでごはんの時間を共有しよう!

○わからないことは周りの人にどんどん聞いてこ〜!

↓はぐっこかふぇではベビちゃんの会を月1回開催中!

次回は、6月13日(木)10時半〜15時です!離乳食講座、ベビマ、ベビーヨガ、ママヨガ体験できます♪お気軽に参加してみて。きっと心が軽くなる!めっちゃ参考になる!子育てはひとりでするものじゃないよ♪

前回のベビちゃんの会はこんな感じでした↓参考までに〜♪

【「はぐっこかふぇベビちゃんの会」の記事はこちら】

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